道具としての高い信頼性
E-3 撮れない世界はない
キヤノンでもニコンでもない。出先でE-3を使っていると「珍しいですね」と言われることもあるが、迷走の末に辿り着いたE-3は大変気に入っている。
レンズを含めた強力な防塵防適と完璧なダストリダクションはE-3ならではの組み合わせだが、世界最速AF、ライブビュー、見た風景がそのまま写る視野率100%の光学ファインダー、もちろん出てくる絵もお気に入りだ。手に馴染む頑丈なボディは、アウトドアで使用する機会が多い僕に最適なことは言うまでもない。
余り語られていないが、こんな所も好きだ。ファインダーを覗きながら右手の人差し指と親指でボタン類を操作する時、指先の感覚だけで分るように、全てのボタン形状や出っ張り具合を変えている。
僕には、ブラインドタッチで全てを操作するほどの緊急性も技術もないが、こんなところにオリンパス開発陣のE-3に対する強いこだわり、作り手の熱い思いが伝わってくる。長く使い続ける道具には、こんな要素も大切だ。
実はE-3が登場する前に、展示品だったE-1を格安で入手した。これが決定的、E-3に対する期待値が爆発的に上がったと言う訳だ。
E-420 片手にスッポリ
E-410、E-510と立て続けに登場した昨年の春。迷走中の僕は、E-3が待ちきれず両方とも手に入れた。その後、E-3をメインに据え暫くE-510をサブ機として使用した。バッテリーや充電器など、デジタルに移行しその他の機材が大量に増えた。だから、軽量でE-3とバッテリーが共通なE-510は都合が良かった。
しかし、両者の絵はかなり違いサブ機にはならなかった。E-3の2台体制を整えたことで、E-410/E-510を手放した。ED9-18mm F4.0-5.6 の発表を機に空撮用にE-420を入手。空撮の時は、ほぼこの組み合わせで使用している。
アウトドアに持ち出すレンズはシンプル
風景を撮ることが多いので、屋外に出るときは基本的には12-60mmと50-200mmにテレコンを持ち出せば、大方の場合はこの組み合わせで事足り
る。余裕がある時は、ED8mmフィッシュアイをカバンに詰め込む。独特の広がり感が魅力だが、余り頼りすぎると絵が似通ってしまうので注意が必要。新登場の9-18mmは非常に使いやすく、今後出番が増えるのは間違いないが、防塵防滴で12-60mmに繋がるハイグレードの超広角が欲しいところ。
現在、保持している機材
・E-5×2 ・E-3 ・E-P3 ・E-PL2 ・E-1
・ED 7-14mm F4.0
・ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD
・ED 14-35mm F2.0 SWD
・ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD
・ED 50mm F2.0 Macro
・ED 8mm F3.5 Fisheye
・M.ZUIKO 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ
・M.ZUIKO ED 9-18mm F4.0-5.6
・Teleconverter EC-14 / EC-20
・エレクトロニックフラッシュ FL-50R
・μ720SW/μ725SW/μ759SW/μ1030SW
μTOUGH-8000/TOUGH TG-810 / TG-815
μTOUHG-3000/SP350
スーパーハイグレードレンズの味
ユーコン準州でスーパーハイグレードレンス:ED 300mm F2.8 を使用する機会に恵まれた。なかなか手が出ない高嶺の花だが、使ってビックリ。重さではない、もちろん描写力にだ。一発でスーパーハイグレードレンズの虜になってしまった。
35mm換算で600mm、E-3なら手持ちでもOK、テレコンを付ければ1200mmが手に入る。それでいて極端に画質が落ちないのは大きな魅力だ。
スーパーハイグレードレンズ・・・ED 7-14mm/14-35mm/35-100mmと繋がる3本のレンズ、是非手に入れたいラインになった。