金曜日の夕方から"TAILGATE CABANA"(CABANAは小屋、簡易更衣室の意味)を使う為に、信州の山奥に行って来ました。ここはお気に入りの場所で、昔牧場だった草原です。だから本当に静かで、訪れる人もいません。もちろん私は許可をもらってから入りました。標高は約1000m、少し曇りがちでしたが、ぼんやりした月に山々が浮かび上がっています。北斗七星を始め幾つかの星が見えましたが、この日は満天とは行きませんでした。本当に静かな夜です。
到着したのは真夜中だったので、夜が明けてからの撮影です。組み立てと装着は、自宅で練習していたのでルームライトの明かりでも十分です。ファイバー製のポールを組んで天井部分にクロス状にセットします。テントを使ったことがある方ならば、特別難しい事じゃありません。この屋根を、開けたテールゲートに被せて、ずれないようにストラップで止めます。ニフコが付いているので調節が簡単にできます。次に、両側のリアタイヤのアーチ部に、プラスチック製のフックを掛けます。最後に、両側のチャックを閉めれば"マイルーム"のできあがり。
私のデジカメではこの広さが表現できませんが、テールゲートを開いてできた仮想の空間も室内スペースと使えるのですから、狭いはずがありません。これは使えます!
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ファイバー製のポールをクロスに組んで屋根を作る |
ゲートの上に屋根を被せ、ベルトで固定する |
リアのホイールアーチ内側にプラスチック製クリップでサイド部分を固定する |
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ファスナーを全て閉めるとゲートの下側に綺麗に収まる(内部からでも可能) |
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小窓を巻き上げてマジックテープで止めるとメッシュの窓が。換気に役立つ |
リアシートを取り外してある私のエレメントでは、リアゲートを閉めた状態でも172cmの私がまっすぐに横になれます。この時、荷物は片側に全て寄せています。テールゲートカバナを使った状態では、空間にゆとりがあって良い気分です。ファスナーを全部締めるとゲートの下部分にピタリと収まり、隙間はできません。同じように、テールゲートカバナが車体の屋根部分に覆い被さるように装着するので、隙間はありませんでした。スポーツを思い切り楽しみたい車内泊フリークには、欠かせないアイテムになるに違いありません。
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生活感があって済みません。普段からドライバーズシート側には荷物を余り置かないようにしています。これならば、疲れた時にシートを倒して簡単に仮眠できます。 |
難点は・・・
幾つかありますが、まず素材が重い。個体差かも知れませんが、リアゲートのダンパーが重さに負けてしまい、テールゲートカバナを被せるとゲートが下がってきます。この対策としては・・・とあるパーツがあります。手に入り次第お知らせします!
全体的には「自動車が作ったアウトドア用品」という感じで、本物のアウトドア用品ではありません。素材もそうですが、縫製部分に裏打ちがしてありません。雨が降ったり夜露に濡れれば、縫い目から浸みてくるでしょう。メッシュが張られた窓が一ヶ所あります。覆いを巻いてマジックテープで止めるようになっていますが、裏表が逆だったりと、「さすが!」という印象です。
こんな"カバナ"が欲しい!
軽量で、そこそこの防水性があって、見た目ももう少し明るい色でもいいかな。それから夜間、室内で明かりを灯すと、室内が丸見えになってしまいます。そこで日本でもオプションにある「プライバシーシェード」をと考えましたが、サイドカーゴドアから後ろが一体になっているようで、併用は芳しくないようです。
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ポールのストッパー、ココに雨が貯まりそう。 |
向こう側が透けている縫い目。ここから水分が進入してくること間違いなし。裏打するか縫製をダブルにしないとダメ! |
これじゃ、ポールを通し難い。素材の端を斜めにカットして縫い込むだけで解決するのに |
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