エレメントレポート 2004年5月 ロス
5月14日から25日までロスに行ってきました。クルマで走っていると、一日一台は必ずエレメントを見かけます。そう考えると日本よりはるかに売れているようです。到着翌日、ガーデナにあるホンダに出かけました。日本のベルノでエレメントが列んでいることなんて考えられませんが、彼の地では見事に列んでました!

デーラーの横にはパーツセンターがあって、フィルターからボンネットまで、どんなパーツでも直ぐに手に入ります。オプションも豊富にストックしているので、注文してから何日も待ってやっと手に入るなんて事もありません。価格は定価で売っている場所もあるし、割引している場所もあり、販売店の自由な裁量になっています。日本では余程交渉上手でないと、定価でしか購入できませんよね。
アメリカのデーラーにて。後ろには「USED CARS」とありますが、これは新車。前日最前列に中古車が列んでましたが、値段を見に行った日には既に販売済みで整備中でした。 ずらりと並んだエレメント。これみんな新車。スチールホイールのベースグレードも格好いいです。外観上の違いはホイール以外に、バンパーの色。無塗装と言われるエレメントのバンパー、実はメタリックの透明な塗装(コーティングかな?)がされている様です。 110号線で見かけたオレンジのエレメント。路面の状況は日本の道路の方が断然にいい。
91号線で見かけたエレメントはグリーン。おばさんが運転してました。 左の写真と同日、91号線で見たシルバーエレメント。 TVA手前で遭遇したグリーンエレメント。どこで見ても、どこから見てもエレメントは本当に個性的ですね。

TVA訪問
週が明けてロス郊外にあるTVAに出かけました。日本を発つ前にメールでオーナーのRandy Carlson氏に訪れたいことを連絡していました。月曜日に電話をすると明日ならショップに居るとのことで翌日10時を目指してガーデナを出発。91号線から57号線に進み90号(インペリアルハイウエィ)でインターを降り、日本で言う工業団地の中にTVAがあります。込んでいなければ40分ほどのドライブです。

もともとTVAはワーゲンのパーツとリペアから始まり、最近はミニやPTクルーザーなどのパーツも手掛けています。オーナーのランディ氏もエレメントに乗っていて、「Like a Toy」と言っていました。トイ・カーの元祖はご存じワーゲンですが、ロスでもワーゲンのショップは激減しています。実は10年程前、ワーゲンのタイプ181をアメリカから個人輸入し、自力で車検を通そうと試み挫折した経緯があります。ビートルと共通部品が多いので、ロス周辺の専門店には随分通いました。本当に1/1スケールの玩具のようなクルマでした。以前乗っていたユーノス(マツダ)ロードスターでも、同じ感覚を持っていました。エレメント・・・クルマをいじる楽しさという点では、数少なくなったファンカーだと思います。
日本からのオーダーも受け付けてくれるので、興味のある方はどうぞ!(クリック
車線も広いので運転も楽々! 工業団地の中にTVAがあります。手前はレンタカーで借りたカムリです。 外観はこんな感じで、横にストックヤードと修理工場があります。
オーナーのランディ氏とお子さん、奥さんはお化粧していないから「ダメ」と断られてしまいました。 彼のエレメント。かなり迫力です。やっぱりブルーは格好いいですね! フロントガードは見た目は良いけど、「重い」と言ってました。衝突時の相手へのインパクトを考えると、装着は考え物です。
TVAで販売しているパーツは一通り装着しています。ウインドウのベントシェード。後ろの窓にも付いているのがお洒落。ガラスに直接張ってあるので、換気の為に開ける事もできる。 エレメントのエンブレム下に「4×4」のエンブレムを追加。エレメントの四駆性能では余り威張れないけど、2WDのエレメントがあるアメリカならば許せるかな・・・ テールライトガードは結構格好いい。リアフェンダーの取付穴にボルトで固定していた。フロントガードとの組み合わせで映えてきます。

LAの楽しみ・・・MLB観戦
今回は久しぶりの長めの休日。レンタカーを借りて自由に走り回りました。今の季節はNBA(バスケット)はプレーオフの真っ最中、MLB(野球)はシーズン真っ盛りで、滞在中のスポーツ観戦も大きな楽しみです。16日の日曜日、ドジャースとレッズのゲームを観戦しようと決心。インターネットで調べたら、まだ余裕があったのでカード決済で購入。この日は「Photo Day」でゲーム前にグランドに降りて選手の写真が撮影できる日。日本より選手が身近なメジャーリーグだけど、この日は特別。一緒に写真を撮ったり、気さくに話しかけたりと楽しい一日です。

試合前の練習なしに、ゲームが始まった。ヤンキースから移籍したウィーバーの不安定な立ち上がりで4点を失い、結局その4点が響いて3-6でドジャースは負け。レッズのケングリフィーJr.(結構、好きです!)の大活躍が印象的だった。しかし今年のドジャースは現在、西地区で首位。昨年の貧打は影を潜め、打ち勝つことが多い。この調子を維持できれば、プレーオフ進出の可能性は高い。
   1   2   3   4   5   6   7   8   9   R   H   E 
Cincinnati
4 0 0 0 0 0 0 2 0   6 12 0
Los Angeles
0 0 0 1 0 0 2 0 0   3 9 0
選手とファンの距離感が近いのがメジャーリーグの魅力。 絨毯のような芝生。この上で草野球できたら楽しいだろうな。 席は一塁側。ホームのドジャースは三塁側にある。アメリカでは結構あることで、デーゲームで日が当たらず涼しいから?


5月18日

お隣アナハイムにはエンジェルスがいる。実は18〜20日までヤンキースが遠征でやってくる。日本に居る間にネットでチケットを購入しようと試みたが、完売とのこと。そこでeBayでチケットを購入しておいた。席は外野で松井のホームランでも飛んでくればと、微かな期待。この日は両先発が健闘(or決定打不足)して0-0のまま延長に突入。11回裏にさよならヒットでエンジェルスが勝ち。松井は音なしでした。

   1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   R   H   E 
New York
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0   0 3 0
Anaheim
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1   1 11 1
日が暮れるころゲーム開始。 結構日が暮れると涼しいので、防寒対策は必須。 決定打不足で延長に突入。

5月20日
18日に球場の窓口で翌日のチケットがあるかを確認したが19日は「完売」、20日ならばひとりなら買えるとのことで、30ドルで購入していた。デジカメを持っていかなかったので写真はないが、一塁側の二階席の一番端。丁度レストランがある辺りで、ウエイトレスが注文を聞きに来るVIP待遇。座席もクッション付きの楽ちんシートだった。

結果はジーター、松井のホームランで点を重ねたヤンキースが6-2で勝利。最終回エンジェルスの反撃時に、フィールドに2人の女性が乱入し、警察官に取り押さえられ連行されるアクシデント発生。手錠をされ連れ出される様は、本当に厳しい対応だ。遮る柵を設けない代わりに、それがマナーなのだ。試合前の練習中にボールを取ろうとしたおじさんが転げ落ちたが、その人さえも退場になった。それを見ていた、マリアーノ・リベラがその子供に練習ボールを投げてプレゼントしていたのが印象的だった。

   1   2   3   4   5   6   7   8   9   R   H   E 
New York
1 0 1 2 2 0 0 0 0   6 11 0
Anaheim
0 0 0 1 0 0 0 0 1   2 9 0